長男が生まれてすぐの頃のことです。
長男は眠くなるとぐずり出して授乳するまで泣き止まず、授乳すると飲みながら眠る子でした。
そして、生まれたての赤ちゃんにはよくあることですが、飲むとウンチをする子でした。
つまり…
泣く→授乳する→おとなしくなって眠る、と同時にウンチをする
というパターンでした。
さらに、寝ている時におむつ替えをすると必ず起きて泣いてしまう子だったのです。
なので、毎晩
授乳で寝かしつける→眠る、ウンチをする→おむつを替える→泣く
→授乳するまで泣き止まない→授乳→おとなしくなって眠る、ウンチする
→おむつを替える→また泣く(はじめに戻る)
というループでした。
大体一晩に4~5回はこのループを繰り返していたと思います。
ようやく寝たと思ったら、またおむつ替え。
そうすると泣き出す。
当然ですが、私はその間全く眠れませんでした。
出産後退院してすぐからその状態で、そんな夜が1週間ほど続いた結果、私はもう睡眠不足で朦朧としていて限界でした。
おむつ、絶対に替えなきゃだめなのかな?
もし、しなくていいなら赤ちゃんもスムーズに眠れるし私も眠ることができる。
夜中のおむつ替えを1回くらい省略しても大丈夫だよって情報あったりしないかな。
フラフラの頭で私が考えたことはそんなことでした。
そして、すがるような思いでインターネットブラウザを開いて、新生児の夜中のおむつ替えについて検索しました。
結果は…。
当然といえば当然なのですが、どのサイトや掲示板でも「赤ちゃんがウンチしたら夜中でもおむつを替えてあげましょう」という情報しかありません。
自分でも、そりゃそうだよね、仕方ない、と思いました。
色んなサイトを見ました。
ある掲示板で、私と同じような状況のお母さんが同じように「夜中のおむつ替えはしないといけないか」について質問しているのに対して、「赤ちゃんがかわいそうです。替えてあげてください」といった回答がいくつもついているのを見た時、なぜかとても辛くなって涙がこぼれてきました。
今思えば、回答した方は質問した方を責めているわけではないのだと思います。
ただ、おむつ替えをしてあげてということをストレートに伝えただけで他意はないでしょう。
けれど、睡眠不足でフラフラだったその時の私にはまるで「赤ちゃんがかわいそうでしょ?自分が眠いからっておむつを替えたくないなんてひどい親ね」と言われているような気持ちになったのです。
おむつ替えを1回くらいスキップしたいって思うのそんなに酷いことかな
眠い
眠りたい
そんなことが頭の中をぐるぐるして、涙が止まりませんでした。
泣きながらまた、授乳して寝かしつけて、おむつを替えて…のループに戻りました。
結局、生後1ヶ月を過ぎるころには夜中の授乳はあるものの、おむつ替えの回数は減り、このループから脱することができました。
泣きながら夜中におむつ替えをすることもなくなりました。
幸いにも、次男は夜中におむつを替えても起きない泣かない赤ちゃんでした。
ほっとすると同時に、本当に子供によって個人差があるというのを思い知らされました。
そして、あの辛さは経験していないとわからないと思いました。
もし、次男のような子しか育てていなかったら、夜中におむつ替えをしたくないお母さんの気持ちはわからず、できればおむつを替えたくないなんて赤ちゃんがかわいそう!としか思えなかったかもしれません。
今、もし私が当時の自分と同じ状況のお母さんに「夜中のおむつ替え、しなきゃダメですか?」と聞かれたら。
まずは、お疲れ様です、と伝えたいです。
なかなか寝られないの、辛いですよね。
睡眠不足で辛い気持ちは痛いほどわかるので、本当は、おむつ替え休んで寝ていいよって言ってあげたいです。
でも、あなたとお子さんのために、どうか、おむつ替えをしてあげてください。
もし、ご家族がいれば、ご家族に頼れるところは頼ってくださいね。
月並みな言葉だけれど、今はしんどくても必ず楽になる日が来ます。
できるだけ、手を抜けるところは抜いて、ご自分の身体を大事にしてください。
何が言いたいかというと、ここにも悩んでいた人がいるよ、ひとりじゃないよ、ということです。