離乳食を食べない息子が食べるようになるまで

子供にも個性があって、食欲旺盛でよく食べる子もいれば、食が細くて食べない子もいますよね。

我が家の次男は離乳食を食べない少食な子で、苦労したしイライラしたし心配もしました。

現在1歳3ヶ月、ようやく食べるようになってきたので、離乳食開始~1歳3ヶ月までの記録を残しておきます。

ちなみに、結論から先に述べておくと劇的に食べるようになったきっかけは断乳です。

少しでも同じような悩みを持つ誰かの参考になれば幸いです。

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長男と次男 食べる子と食べない子の違い

我が家の長男は離乳食を始めた頃から好き嫌いもほとんどなく、なんでもおいしそうにたくさん食べる子供でした。

赤ちゃん向けに薄味のほうがいいだろうと思い、味付けも何もなくただ茹でただけの野菜や魚を与えることが多かったです。

味を付けるとしてもごく薄味、大人が食べると美味しくないレベルの味付け。

それでも、ニコニコなんでも食べていました。

1歳くらいの頃は長男が食べるところを見たほぼ全ての人に「よく食べるね~!」と驚かれるくらい。

なので、離乳食はこんなものかと思っていたのですが…

次男は食べない!

離乳食開始から1歳過ぎまで、とにかく少食。とにかく食べない。

長男は食べる子だったために、経験がなく焦りました。

離乳食開始 少食すぎる りんごなら食べる

6ヶ月で離乳食を始めました。

10倍粥をよくすりつぶしたものを小さじ1杯からです。

…が、最初の一口は食べるものの後は興味なし。

最初はこんなものかなと思っていましたが、数日経ち、1週間経ち、2週間経っても食べる量が増えません。

お粥が嫌なのかと思い、すりおろした茹で人参やさつまいもなどの野菜も与えてみましたがこちらもあまり食べず。

すりおろしりんごを試してみたところ、お粥や野菜よりは食べることを発見。

最初の1ヶ月は毎日りんごばかり与えていました。りんごなら小さじ2~3杯くらいは食べる、という感じです。

次男は生まれてから離乳食開始まで母乳のみで育ちました。

粉ミルクも飲ませてみたのですが、嫌いなようで全く飲みませんでした。

ミルクの銘柄を変えても、哺乳瓶を変えても、与える人を私以外の人に代えてもだめでした。

本当に母乳以外は飲まない子だったのです。

母乳が好きすぎる(?)のもあって、離乳食も食べたくなかったのかもしれません。

7ヶ月 かぼちゃなら食べる

この頃、かぼちゃなら結構食べる(小さじ5杯程度)ことを発見!

蒸しかぼちゃをフォークでつぶして、ミルクやお湯で伸ばしたものを与えていました。

他の野菜やお粥にもチャレンジするものの相変わらずほとんど食べず。

りんごとかぼちゃメイン、他のものもお試しで少し、という形で離乳食を続けます。

食べていた量もトータルで(よく食べた時で)小さじ5杯程度。(手持ちの離乳食本には離乳食開始1ヶ月で主食・野菜・豆腐などのたんぱく質トータルで小さじ10杯と書いてある!)

離乳食の本を読むと色とりどりの野菜を使ったレシピが紹介されていて、色んな食材を食べさせましょうだの、たんぱく質は豆腐と白身魚からだの書かれていて正直焦ります。

8ヶ月 停滞

かぼちゃとりんごは食べるようになり、量も小さじ5杯まで増やせたもののそこからあまり進展せず。

豆腐を少し食べられるようになりますが、トータルでの食べる量は増えません。

かぼちゃとりんご以外も食べてもらいたくて色々チャレンジしましたが、かぼちゃとりんご以外のメニューにすると小さじ5杯にも到達しませんでした。

でも、とりあえず食事に慣れてもらおうと昼と夜の2回食へ。

9ヶ月 午後の授乳を減らす

食パンを粉ミルクでやわらかくしたパン粥を少し食べるようになりました。

お粥に日替わりで色々な野菜を入れるのですがかぼちゃ・さつまいも以外だとあまり食べない様子。

それまで、あまりに食べないので授乳を減らしたらお腹が空いてかわいそうだろうと好きなだけ母乳を飲ませていたのですが、授乳を減らしました。

昼と夜の2回食にしていたので、午前中までは普通に授乳して午後は少なめにあげるように。

でも、寝る前~夜中~朝の授乳はそれまで通りにしていたせいか、食べる量が増えたかというと疑問です。

昼夜ともに小さじ5杯食べられたら良いほう、という感じでした。

離乳食本などでは、徐々に形のあるものを食べさせてかむ練習をしましょう、とある時期ですが、次男はすりつぶし→みじん切りにするとまた食べなくなるので、基本的にはドロドロしたものばかりあげていました。

ただ、次男は歯が生えるのが遅く、この時点でようやく1本生え始めたので、その点についてはあまり気にしていなかったです。

ちなみに市販のベビーフード(和光堂・キューピーなど)は手作りよりは食べますが、1食分を完食したことがありませんでした。

10ヶ月 午後の授乳をやめる

食べない!

とはいえ、たくさん食べて欲しいので実際に食べるであろう量よりは少し多めに離乳食を用意していました。

そうすると毎食、作った離乳食を捨てることになるのですが、それがかなりのストレス…

そんなことでイライラしたくはないのですが、どうしても焦りがあってイライラしてしまっていました。

体重も、離乳食を始める前までは発育曲線のグラフの帯の中にいたのですが、離乳食開始後にじわじわ帯の下の方に下がっていき、このころには帯の下限ギリギリまで下がりました。

そうなると、健康も心配になってきます。

食べてほしい一心から、午後の授乳を完全にやめました。

11ヶ月 味付けを変える

1回ずつの量は増えないけど、もういいや!ととりあえず3回食へ。

前歯上下4本が生えてきたので、ドロドロしたものからみじん切り調理へ。

バナナなどのかめる硬さのものは、そこそこ大きな固形物も与えるようになりました。

薄味だから食べないのかな?とそれまでベビー向けのだしと塩のみを使っていた味付けを、しょうゆ、砂糖、みそ、マヨネーズなどにチェンジ。

もちろん、大人用の味付けよりは薄いですがベビーフードよりも濃いめの味付けです。

そうしたところ、以前に比べると食べるように…!

嬉しかったです。そして少しほっとしました。

育児本などで何度も語られる「赤ちゃんには薄味で素材の味を覚えさせましょう!」「薄味好みの子に育てることで将来の生活習慣病リスクを減らすことにもつながります!」というのは理想論なんだと思い知ります。

理想を言えば、私だって息子たちを薄味好みの子に育てたいです。

でも、「薄味の食事をほとんど食べない」のと「味は濃いけどバランス良く色々な食材を食べて成長する」のなら、とりあえずは後者でいい

そう考えることにしました。

1歳~ さらに授乳を減らす

以前に比べれば食べるようになったものの、食べムラもひどく、好きな物・気分が乗っている時は食べますが、そうでない時は少食でした。

このころの私のつぶやきがこちら。

↑ちなみに、この翌日買い込んだ離乳食は気分が乗らなかったのかほとんど食べませんでした…。

そして、さらに授乳を減らすことにしました。

夜寝る前と夜中のみ授乳して、朝起きてから夜寝るまでは離乳食とおやつのみで過ごしてもらうことに。

その成果もあってか、じわじわ食べる量は増えてきます。といっても、一般的な1歳の食事量よりははるかに少なかったと思います。

食べムラが酷かったです。たまに食べる日もあるけど、食べない日は食べない。

1歳2ヶ月 ついに断乳!

それまで、あまりにも食べない&粉ミルクも拒否する状態で断乳したら栄養が足りなくなるのではないかと心配で、授乳を減らしても断乳する決心はつきませんでした。

しかし、どうにもこうにも食べない。

思い切って断乳することにしました。

結果は…

今までの「食べない!」が嘘のようにたくさん食べるようになりました。

今は3歳の上の子に負けないくらい食べますし、停滞していた体重も増え始めました。

こうして、「離乳食を食べない悩み」は幕を閉じたのでした。

まとめ

食べるようになったと思うポイントは2つです。

1.市販の離乳食より少し濃いめの味付けをする

2.断乳した

実は、断乳してたくさん食べるようになった今も、次男は薄味すぎるものはあまり食べません。

理想を言えば薄味だけど、そこは子供の個性なのかなと思って割り切っています。

2020年5月追記 次男3歳になりましたが、相変わらず薄味のものは食べません。
好きなものはポン酢とお好みソースとマヨネーズで、これらをかければ大体食べます。
もうこの子はこれで仕方ないと開き直っております…。

次男はこんな感じで「食べない期」を乗り切れました。

子供によって食べない原因は違うと思いますが、少しでも食べないお子さんをお持ちの方に参考になれば幸いです。

Twitterのタグで#食べない子をお持ちの皆様うちの子のメニューを聞いて気を楽にしてくださいというものがあります。食べないお子さん、頑張っているお母さんがたくさんいるので、疲れた時は一度見てみて下さい!
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